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スカパーJSAT、政府機関向けの低軌道地球観測衛星(SAR)データ提供業務を受注(7月31日)

  • 日本の防衛

2025-8-5 10:45

 スカパーJSAT株式会社は、令和7(2025)年7月31日(木)、政府機関向けの低軌道地球観測衛星データ提供業務を新たに受注したことについて、以下のように公表した。
 パートナー企業である九州発スタートアップ、株式会社QPS研究所の協力のもと、2026年3月31日まで小型SAR衛星による観測画像データの提供を行う。

スカパーJSAT、政府機関向け地球観測衛星(SAR)データ提供業務を受注

 スカパーJSAT株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 執行役員社長:米倉英一、以下「スカパーJSAT」)は、政府機関向けの低軌道地球観測衛星(SAR ※1)データ提供に関わる業務(以下本業務)を新たに受注しました。本業務は、パートナー企業である九州発スタートアップ、株式会社QPS研究所(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長 CEO:大西俊輔、以下「QPS研究所」)の協力のもと、2026年3月31日までの期間、同社の小型SAR衛星による観測画像データの提供を行うものです。

【小型SAR衛星による観測画像データ例】 写真:スカパーJSAT株式会社 2025年7月2日(水)に小型SAR衛星QPS-SAR11号機「ヤマツミ-Ⅰ」の初画像(ファーストライト ※2)として取得した試験観測SAR画像:武蔵小杉駅周辺(神奈川県川崎市)

 スカパーJSATは、かねてよりQPS研究所と戦略的なパートナーシップを構築しており、同社が保有する小型SAR衛星のデータ利用などにおいて連携を深めています。今後も緊密な協力関係をさらに強化し、さまざまな政府機関との取引や国内外の企業などへの販路を拡大することで、宇宙事業のさらなる発展を目指します。

※1 SAR(合成開口レーダー):電波を使用して地表の画像を得るレーダー。雲や噴煙を透過し、昼夜を問わず観測することができる点が特長。

※2 ファーストライト:初画像のことを言います。公開した画像データは衛星の機能を試験・調整している中で初確認できた試験データになります。

会社概要

スカパーJSAT株式会社

代表者:代表取締役 執行役員社長 米倉英一
設立:1994年11月10日
本社所在地:東京都港区赤坂1-8-1
事業内容:スカパーJSATは、宇宙事業とメディア事業を両輪とする「宇宙実業社」です。宇宙事業は静止軌道衛星による通信関連事業に加え、低軌道地球観測衛星の自社保有による衛星画像データを活用するスペースインテリジェンス事業や、安全保障分野をはじめとする多様な領域へのサービスを展開しています。メディア事業では、「スカパー!」の放送・配信事業やメディアソリューションサービス、光回線経由再送信サービスなどの光アライアンス事業を展開しながら、アニメのグローバルIP事業にも新たに進出し、ビジネスの多角化を図っています。
▶ホームページ

株式会社QPS研究所

本社:福岡市中央区天神1-15-35 レンゴー福岡天神ビル6階
代表者:代表取締役社長 CEO大西俊輔
設立:2005年6月
事業内容:人工衛星、人工衛星搭載機器、精密機器、電子機器並びにソフトウエアの研究開発、設計、製造、販売
▶ホームページ

(以上)

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