接待受領、不適切指導、酒気帯び運転……防衛省が内部部局職員ら4名を懲戒処分
- 日本の防衛
2025-9-2 12:04
防衛省は令和7(2025)年8月29日(金)17時、4名の内部部局の自衛隊員の懲戒処分を公表した。
懲戒処分の公表
下記のとおり、自衛隊員の懲戒処分を行いましたのでお知らせします。
1 被処分者の所属等
(1)被処分者A
内部部局 防衛部員 50歳代
(2)被処分者B
内部部局 防衛部員 40歳代
(3)被処分者C
内部部局 防衛部員 40歳代
(4)被処分者D
内部部局 防衛事務官 50歳代
2 事案の概要
(1)被処分者Aは、令和2年7月から令和5年8月頃までの間、業者2名(いずれもAとは利害関係の無い者。このうち1名は元防衛省職員)からそれぞれ繰り返し供応接待を受けるとともに、当該元防衛省職員から物品や旅費等の贈与を受けた。また、被処分者Aは、令和4年10月頃、当該元防衛省職員に対して、不開示情報が含まれる行政文書を提供するとともに、私有携帯電話に不開示情報を含む行政文書を保存していた。
(2)被処分者Bは、令和5年8月、業者(利害関係者)が準備した車両でゴルフ場への送迎を受けるとともに、被処分者A及び業者2名(いずれもBとは利害関係者。このうち1名は元防衛省職員)と共にゴルフをした。
注:上記(1)及び(2)の元防衛省職員は同一の者
(3)被処分者Cは、少なくとも令和5年12月頃から令和7年4月までの間、頻繁に自席にバインダーを叩きつけ不機嫌な感情を露にするとともに、日常的に強い口調により威圧的な指導を行うなどにより、部下職員を委縮させたほか、資料の修正を求める際に具体的な指示を出さなかったことにより、結果として長時間勤務を助長するなど、職場環境を著しく悪化させた。
(4)被処分者Dは、令和7年2月8日(土)、神奈川県横浜市内において、酒気を帯びた状態で私有車両を運転し、電柱に衝突して損壊させた。
3 処分年月日
令和7年8月29日(金)
4 処分量定
(1)被処分者A
停職9日
(2)被処分者B
減給1月1/15
(3)被処分者C
減給4月1/15
(4)被処分者D
停職4月
(以上)
Ranking読まれている記事
- 24時間
- 1週間
- 1ヶ月
- 人事発令 11月21日付け、1佐人事(海自4名)
- 令和7年度の自衛隊統合国外演習を12月10日まで実施 アフリカへの運航慣熟訓練も
- 人事発令 令和7年8月1日付け、将補人事(陸自36名、海自11名、空自20名)
- レールガンの進捗状況を発表 極超音速兵器の撃墜めざす:防衛装備庁シンポジウム レポート③
- 人事発令 11月25日付け、1佐人事(海自2名)
- 陸海空自衛隊、令和7年9月における逮捕・送致の実績を公開(11月17日)
- インドネシア海軍との親善訓練をヨルダン沖で実施 「はるさめ」と「チュ・ニャ・ディン」(11月20日)
- ロシア軍によるウクライナ侵略の状況 11月19日 防衛省まとめ
- 空自が米国で統合ミサイル防衛の実弾射撃訓練を実施(10月13日〜11月15日)
- 《特集》5つの艦種で構成される海自の主力艦 基礎から分かる「護衛艦」概論
- レールガンの進捗状況を発表 極超音速兵器の撃墜めざす:防衛装備庁シンポジウム レポート③
- 《レポート》海自の新型艦艇 哨戒艦「さくら」「たちばな」が進水、年度内就役へ(11月13日)
- 人事発令 11月21日付け、1佐人事(海自4名)
- 日本の防衛にも成層圏ガス気球を 北海道の企業が展示:防衛装備庁シンポジウム レポート④
- アデン湾海賊対処のP-3C哨戒機 令和7年10月の活動状況
- 防衛装備庁が次期戦闘機に搭載する誘導武器に関する情報提供企業を募集(11月13日)
- 人事発令 令和7年8月1日付け、将補人事(陸自36名、海自11名、空自20名)
- 令和7年度の自衛隊統合国外演習を12月10日まで実施 アフリカへの運航慣熟訓練も
- アデン湾海賊対処の水上部隊 令和7年10月の活動状況
- 第216回臨時国会に、自衛官の俸給月額やボーナス引き上げについての法律案が提出
- レールガンの進捗状況を発表 極超音速兵器の撃墜めざす:防衛装備庁シンポジウム レポート③
- 人事発令 11月9日・10日付け、1佐職人事(空自9名、陸自2名)
- 人事発令 10月30日付け、1佐職人事(空自4名)
- 戦闘機と一緒に作戦行動する無人機、日本も作ってみた:防衛装備庁シンポジウム レポート①
- 人事発令 11月5日付け、1佐人事(海自1名)
- 人事発令 令和7年8月1日付け、将補人事(陸自36名、海自11名、空自20名)
- 《レポート》海自の新型艦艇 哨戒艦「さくら」「たちばな」が進水、年度内就役へ(11月13日)
- 島嶼防衛用新型対艦ミサイルの研究は1回目の試射が終了:防衛装備庁シンポジウム レポート②
- 国連の野外衛生救護補助員コースに11月24日から陸上自衛官1名を派遣予定(11月12日)
- 防衛装備庁が次期戦闘機に搭載する誘導武器に関する情報提供企業を募集(11月13日)

