統合作戦司令部、同盟・同志国との連携強化などについて発表(9月17日)
- 日本の防衛
2025-9-24 10:26
防衛省 統合作戦司令部は令和7(2025)年9月17日(水)、同盟・同志国との連携強化について以下のように公表した。また、南雲憲一郎(なぐも・けんいちろう)統合作戦司令官と米太平洋艦隊司令官との懇談、および米インド太平洋軍司令官との懇談についても公表した。
それぞれ発表内容は以下のとおり。
同盟・同志国との連携強化について
8月9日に統合作戦司令部作戦部長は、英空母「HMS Prince of Wales」を旗艦とする空母打撃群(CSG25)を表敬訪問し、日英の統合作戦レベルにおける連携を強化するとともに日本への訪問を歓迎しました。
「HMS Prince of Wales」は9月2日に東京港を出港し、Op Highmastは折り返しの段階に入りました。イギリスを始めとした、オーストラリア、カナダ、ノルウェー、スペインの艦艇が参加したCSG25の旗艦「HMS Prince of Wales」及びノルウェー海軍のフリーゲート艦「HNoMS Roald Amundsen」の日本への寄港は初めてのことであり、昨今における我が国と欧州諸国との安全保障環境面における連携の強化を象徴するものとなりました。
全航程26000海里以上、40か国以上を訪問するCSG25は日本を出発しましたが、海上自衛隊の護衛艦「あけぼの」がその途上、同行するとともに、航空自衛隊は我が国周辺において戦闘機同士の訓練を実施し、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて連携を強化すべく様々な訓練を実施しました。
統合作戦司令部は、このような活動を通じて、同盟国・同志国との連携をますます強化するべく、日夜邁進してまいります。
米太平洋艦隊司令官との懇談について
9月12日、統合作戦司令官は、統合作戦司令部を訪問したスティーブン・ケイラー米太平洋艦隊司令官(Admiral Stephen T.KOEHLER, Commander of U.S. Pacific Fleet)と懇談を行いました。両司令官は、自衛隊の領域横断作戦を含む統合作戦能力および日米共同対処能力を向上させるために、率直な意見交換を行いました。
両司令官は、前日に行われた統合作戦司令官と米インド太平洋軍司令官の懇談も踏まえ、日米同盟がインド太平洋及びそれを超えた地域の平和、安全及び繁栄の礎であり続けることを改めて確認しました。
両司令官は、複雑さを増すインド太平洋地域における情勢認識を共有するとともに、日米共同による警戒監視・情報収集、各種訓練・演習の実施等を通じて緊密な連携が図られていることを確認し、引き続きこれらを推進していくことで一致しました。
また、両司令官は、日米を中心としたオーストラリア、韓国、インド、フィリピン及びNATO加盟国等との多国間連携による抑止力・対処力の向上が、インド太平洋地域の平和と安定のために極めて重要であり、力強く推進していくことを強調しました。
統合作戦司令部は、自衛隊の領域横断作戦を含む統合作戦能力および日米共同対処能力を向上させ、日米同盟の抑止力・対処力を一層強化していくとともに、「自由で開かれたインド太平洋」を実現するため、日米を中核として、豪州、韓国、フィリピンを始めとする地域のパートナーとの間で、情報共有や運用面を含む協力を進展させていきます。
米インド太平洋軍司令官との懇談について
9月11日、統合作戦司令官は、統合作戦司令部を訪問したパパロ米インド太平洋軍司令官(Admiral Samuel PAPARO, USN Commander, U.S. Indo-Pacific Command)と懇談を行いました。かつて両司令官は、統合幕僚副長と米太平洋艦隊司令官として、日米同盟の抑止力・対処力の一層の強化に向けた様々な連携、協力に取組んできました。今回、それぞれの統合作戦を指揮する最高司令官同士の懇談であり、自衛隊の領域横断作戦を含む統合作戦能力および日米共同対処能力を向上させるために、率直な意見交換を行いました。
はじめに、両司令官は、日米同盟が、インド太平洋及びそれを超えた地域の平和、安全及び繁栄の礎であり続けることを改めて強調しました。
両司令官は、一層厳しく複雑な安全保障環境に関する認識を共有し、これに対処すべく、力強いリーダーシップを発揮して、各々の部隊が統合作戦能力を強化するとともに、「自由で開かれたインド太平洋」の実現のために両国が緊密に協力し、日米同盟の抑止力・対処力を一層強化していくことで一致しました。
両司令官は、これまでの日米の指揮・統制枠組みの向上について、自衛隊における統合作戦司令部の新設や在日米軍の統合軍司令部へのアップグレードの開始を含む具体的な進展があり、平時から緊急事態までの日米の共同活動に係る協力を一層効果的に実施するために引き続き取り組むことを確認しました。
統合作戦司令部は、米インド太平洋軍司令部と緊密に連携し、自衛隊の領域横断作戦を含む統合作戦能力および日米共同対処能力を向上させ、日米同盟の抑止力・対処力を一層強化していくとともに、「自由で開かれたインド太平洋」を実現するため、日米を中核として、豪州、韓国、フィリピンを始めとする地域のパートナーとの間で、情報共有や運用面を含む協力を進展させていきます。
(以上)
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