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岸田総理が予備自衛官制度創設70周年記念祝賀会でビデオメッセージを発表

  • 防衛省関連

2024-5-29 17:17

 首相官邸は令和6年5月27日(月)、岸田文雄内閣総理大臣が、5月26日(日)に開催の「予備自衛官制度創設70周年記念祝賀会」に寄せたビデオメッセージを公表した。
 昭和29年の自衛隊発足と同時に創設された同制度の重要性や、能登半島地震における献身的な救援活動などに触れ、祝いの言葉を贈っている。全文は以下の通り。

予備自衛官制度創設70周年記念祝賀会 岸田総理ビデオメッセージ

 内閣総理大臣の岸田文雄です。
 本日は、予備自衛官制度創設70周年記念祝賀会が盛大に開催されますこと、心よりおよろこび申し上げます。
 戦後もっとも複雑で厳しい安全保障環境の中、国民の命と平和な暮らし、そして、我が国の領土・領海・領空を断固として守り抜く。これが我が国政府の使命であり、防衛力の果たすべき役割です。
 そして、いざという時に防衛力を拡張するための制度こそ、予備自衛官制度であります。この制度は、昭和29年の自衛隊発足と同時に創設され、以来70年間にわたり、重要な役割を担ってきてくれました。
 本年元日に発生した能登半島地震においても、予備自衛官、即応予備自衛官が直ちに招集に応じ、常備自衛官と共に、被災地において献身的な救援活動を行ってくれました。
 このように、災害や有事に必要不可欠な予備自衛官制度を、これまで維持し、発展できたのは、予備自衛官の皆さん自身の努力によるとともに、御家族や雇用主の方々による日頃からの御理解と御協力の賜物(たまもの)です。
 御家族、雇用主の方々を始め、御支援・御協力を頂いている関係者の皆様に、自衛隊の最高指揮官として心より感謝を申し上げます。
 厳しい安全保障環境の下、私は、予備自衛官の皆さんと共に、この国と国民を守り抜いてまいります。「守る未来、70年のその先」に向け、皆さんの今後ますますの御活躍と制度の一層の発展を祈念し、お祝いの言葉といたします。

令和6年5月26日
自衛隊最高指揮官
内閣総理大臣
岸田文雄

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