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『令和6年版防衛白書』公開(7月12日)

  • 防衛省関連

2024-7-15 12:12

 防衛省は令和6(2024)年7月12日(金)、令和6年版防衛白書を公開した。

 防衛白書は、日本の防衛の現状とその課題や取組などについて、わかりやすく周知することを目的に、毎年刊行されている。
 今回の最新版は、自衛隊の発足70周年とともに、1970年の初版から数えて50冊目の節目でもある。そのため巻頭特集では、自衛隊発足70年の歩みを過去の防衛白書の記述をもとに振り返る。また、読者が本文の内容をより深く理解できるよう、コラムを充実させているのがポイント。
 7月12日現在、防衛白書の本編や資料などがPDF形式で公開されているほか、HTML版や電子書籍(epub)版なども準備中だ。
 公開が始まったことを受けて、ウェブサイトに掲載されたコメントは以下の通り。

防衛白書

 防衛白書は、できる限り多くの皆様に、できる限り平易な形で、わが国防衛の現状とその課題およびその取組について周知を図ることを目的として毎年刊行しています。

令和6年版防衛白書

写真:防衛省

 令和6年版防衛白書は、国家安全保障戦略などの三文書を踏まえ、増額した防衛予算を使って進めている「防衛力の抜本的強化」の進捗、すなわち、わが国の防衛力、抑止力が順調に強化されている様について、1年間での変化を丁寧に記述しています。

 また、令和6年は、自衛隊発足70周年であるとともに、令和6年版防衛白書は、初版から数えて刊行50回目の節目となるものです。そのため、巻頭に、わが国を取り巻く情勢の変化と、それに対応できるよう歩みを進めてきた防衛省・自衛隊の70年の歴史を防衛白書とともに振り返る特集を設けました。

 加えて、本文中のコラムを充実させ、本文の内容を読者がより深く理解できるようにしました。

 具体的には、「視点」というコラムを新たに設け、防衛研究所の研究者が、研究者個人の立場からより学術的な観点での分析を述べています。また、「VOICE」というコラムの数を大幅に増やし、より「人の顔が見える」、親しみやすい防衛白書となるよう心掛けました。

 なお、今回の表紙は、「刀鍛冶」をコンセプトとしています。防衛省・自衛隊は発足以来、「刀を抜かないために」必死で刀を鍛えてきました。すなわち、抑止力となる刀を鍛え上げ、わが国に対する武力侵攻を未然に防いできました。自衛隊発足70周年の節目にあたり、国家安全保障戦略などを踏まえ、わが国の防衛力、抑止力が順調に強化されている様と、今後もたゆまぬ努力を続ける決意を表現しています。

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