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日フィリピン防衛相会談が2月24日に実施

  • 日本の防衛

2025-2-26 11:27

 防衛省は令和7(2025)年2月24日(月)18時30分、同日9時(現地時間)に行われた中谷 元(なかたに・げん)防衛大臣とテオドロ・フィリピン国防大臣の会談の概要を以下のように発表した。

日フィリピン防衛相会談について

 令和7年2月24日9時(現地時間)から約120分間、中谷防衛大臣とテオドロ・フィリピン国防大臣との会談が行われたところ、概要次のとおり。

1

 冒頭、両大臣は、戦略的パートナーである日フィリピン両国の二国間防衛協力が目覚ましく発展していることを歓迎し、同時に、現在、地域情勢及び国際情勢がますます複雑化し、また緊迫化する中、地域と国際社会の平和と安定に貢献していくために、日本とフィリピンとの防衛面での協力と連携をさらに一段高いものに引き上げていくことで一致した。

2

 中谷大臣から、最近の我が国周辺における軍事活動の状況に重大な懸念を表明するとともに、両大臣は、東シナ海及び南シナ海を含む地域情勢について意見交換を実施し、力による一方的な現状変更の試みや緊張を高めるいかなる行為にも強く反対することで一致した。

3

 両大臣は、ハイレベル交流や防衛大学校等への留学生の受入れなど、重層的な人的交流を引き続き推進することを確認した。

4

 両大臣は、共同訓練や部隊間協力を今後より一層活発化させ、二国間協力を高みに引き上げるため、運用面の戦略的連携について協議するハイレベルの枠組みを新設することで一致するとともに、日比RAAの発効に向けた国内手続きを進めていくことを確認したほか、軍事情報保護のあり方について防衛当局間で議論を開始することで一致した。

5

 両大臣は、警戒管制レーダーの納入等の日比防衛装備・技術協力の着実な進展を歓迎するとともに、より幅広く、長期的な防衛装備・技術協力について協議するための防衛装備当局間のハイレベルの枠組みの新設及び比国への官民ミッションの派遣について一致した。

6

 両大臣は、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化に向けて、二国間のほか、ADMMプラスの枠組みや日比を含む日米比・日米豪比などの多国間での防衛協力・交流を今後さらに強化していくことで一致した。

(以上)

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