中谷防衛大臣が記者会見 米政権の現地報道や総理大臣の商品券問題といった質問に回答(3月21日)
- 日本の防衛
2025-3-25 09:32
令和7(2025)年3月21日(金)08時14分~08時18分、中谷元(なかたに・げん)防衛大臣は、参議院 本会議場議員食堂側において閣議後会見を行った。
大臣からの発表事項はなく、以下のとおり記者との質疑応答が行われた。
記者との質疑応答
米政権が在日米軍の強化計画中止を検討しているという現地報道について
記者 :トランプ米政権が在日米軍の強化計画の中止を検討しているとの現地報道がありました。防衛省側に伝達があったかなど事実関係を教えてください。自衛隊との指揮統制の連携強化も見直す可能性がありますが、日本と地域の安全保障に与える影響についてどのようにお考えか伺います。
大臣 :報道については承知をしております。現時点においては、報道の内容について、予断をもってお答えをするということはいたしません。
我が国及び国際社会を取り巻く安全保障環境、非常に厳しさを増している中で、日米同盟の重要性はますます一層高まっており、日米同盟の抑止力及び対処力の更なる強化に向けた取組を引き続き継続をしていくということが必要であります。2月の日米首脳会談において、日米両政府は、自衛隊及び米軍のそれぞれの指揮・統制の枠組の向上を通じて、日米同盟の抑止力・対処力を更に強化をしていく意図を有することを確認をいたしております。また、それに先んじまして私がヘグセス長官と電話会談を実施をいたしましたが、その際にもこの旨をしっかりと確認をしているということでありまして、この方針に変更はございません。
また、来週3月24日、月曜日、統合作戦司令部が新設をされます。現在日米間におきましては、これを踏まえて、指揮・統制枠組みの向上の議論を行っております。引き続き米側と密接に意思疎通をしていく考えであります。
総理大臣の商品券配布問題について
記者 :商品券の問題について伺います。石破総理大臣に続き、岸田前総理大臣も就任中に開いた懇談会に合わせて10万円分の商品券を配っていたことが分かりました。大臣自身に授受の経験はないとのことですが、こうしたことを見聞きしたことはございますでしょうか。
また、大臣はこれまで、自民党の派閥の不記載問題をはじめ、政治とカネの問題に厳しい姿勢を示してきましたが、所属する自民党の総理大臣が、少なくとも2代続けてこうしたことを行っていたことについてどう感じますでしょうか。また、自民党、そして政治に対する不信は、どのようにすれば払拭できるとお考えでしょうか。
大臣 :私自身、同僚の国会議員に商品券を配ったり、受け取ったりしたことはございません。また見聞きをしたということもございません。その上で、石破総理や岸田前総理に関するお尋ねにつきましては、個人としての行為に関するものでありまして、防衛大臣としてお答えをする立場にはないと考えております。
また、石破総理は、国会でも答弁をされましたが、公職選挙法にも、政治資金規正法にも触れるものではないとしておりますが、これはやはり国民の皆様の理解をですね、得られたものとは考えておりません。御理解を得るためには更なる努力が必要である旨、述べられているものと承知をいたしております。
(以上)
Ranking読まれている記事
- 24時間
- 1週間
- 1ヶ月
- レールガンの進捗状況を発表 極超音速兵器の撃墜めざす:防衛装備庁シンポジウム レポート③
- 《レポート》海自の新型艦艇 哨戒艦「さくら」「たちばな」が進水、年度内就役へ(11月13日)
- 日本の防衛にも成層圏ガス気球を 北海道の企業が展示:防衛装備庁シンポジウム レポート④
- アデン湾海賊対処のP-3C哨戒機 令和7年10月の活動状況
- 防衛装備庁が次期戦闘機に搭載する誘導武器に関する情報提供企業を募集(11月13日)
- 戦闘機と一緒に作戦行動する無人機、日本も作ってみた:防衛装備庁シンポジウム レポート①
- 陸海空自衛隊、令和7年9月における逮捕・送致の実績を公開(11月17日)
- 島嶼防衛用新型対艦ミサイルの研究は1回目の試射が終了:防衛装備庁シンポジウム レポート②
- 人事発令 令和7年8月1日付け、将補人事(陸自36名、海自11名、空自20名)
- 《ニュース解説》消えた弾丸の捜索──自衛隊の「訓練できない日々」
- レールガンの進捗状況を発表 極超音速兵器の撃墜めざす:防衛装備庁シンポジウム レポート③
- 人事発令 11月9日・10日付け、1佐職人事(空自9名、陸自2名)
- 戦闘機と一緒に作戦行動する無人機、日本も作ってみた:防衛装備庁シンポジウム レポート①
- 島嶼防衛用新型対艦ミサイルの研究は1回目の試射が終了:防衛装備庁シンポジウム レポート②
- 国連の野外衛生救護補助員コースに11月24日から陸上自衛官1名を派遣予定(11月12日)
- 防衛装備庁が次期戦闘機に搭載する誘導武器に関する情報提供企業を募集(11月13日)
- 陸自UH-1J多用途ヘリにレーザー照射 徳島県住宅地上空で発生 乗員・航空機に被害なし・警察に通報(11月11日)
- 海自、フィジー 海軍と共同訓練を実施(11月3~7日)
- 日本の防衛にも成層圏ガス気球を 北海道の企業が展示:防衛装備庁シンポジウム レポート④
- 人事発令 令和7年8月1日付け、将補人事(陸自36名、海自11名、空自20名)
- レールガンの進捗状況を発表 極超音速兵器の撃墜めざす:防衛装備庁シンポジウム レポート③
- 人事発令 11月9日・10日付け、1佐職人事(空自9名、陸自2名)
- 人事発令 10月30日付け、1佐職人事(空自4名)
- 戦闘機と一緒に作戦行動する無人機、日本も作ってみた:防衛装備庁シンポジウム レポート①
- 人事発令 11月5日付け、1佐人事(海自1名)
- 人事発令 令和7年8月1日付け、将補人事(陸自36名、海自11名、空自20名)
- 人事発令 10月21日付け、指定職・書記官人事
- 島嶼防衛用新型対艦ミサイルの研究は1回目の試射が終了:防衛装備庁シンポジウム レポート②
- 国連の野外衛生救護補助員コースに11月24日から陸上自衛官1名を派遣予定(11月12日)
- 人事発令 令和7年8月1日付け、1佐職人事(陸自196名、海自60名、空自62名)

