ロシア軍によるウクライナ侵略の状況 9月16日 防衛省まとめ
- 日本の防衛
2025-9-22 11:26
防衛省は令和7(2025)年9月16日(火)、ロシア軍によるウクライナ侵略の状況について、最新情報を更新した。
防衛省では2022年2月24日のロシアによるウクライナ侵攻開始以来、およそ1週間おきにマップ上にその状況をまとめ、公式サイトにおいて公表し続けてきている。
今回の更新は以下のとおり。
ウクライナ関連
今回のロシアによるウクライナ侵略は、力による一方的な現状変更であり、欧州のみならず、アジアを含む国際秩序の根幹を揺るがす行為です。
防衛省としては、インド・太平洋地域への影響も見据えながら、関連動向の情報収集・分析に努めており、可能な限り、共有していきたいと考えています。
ロシア軍によるウクライナ侵略の状況(2025年9月16日時点)
ロシア軍は、ウクライナ東部・南部地域での攻勢やウクライナ全土に対するミサイル・無人機攻撃を継続。また、ウクライナ軍も無人機等によるロシア領内への攻撃等を継続している模様です。

※以下は地図に記入された文字の書き出しです。一部の略語・略号は元の言葉に書き改めています。
戦闘による人的被害・物的損耗の状況
ロシア軍
:死者約19.8万人(ゼレンスキー大統領24年12月8日)
:死者最大25万人、死傷者95万人以上(CSIS25年6月3日)
:死傷者約100万人(英国防省25年6月12日)
ウクライナ軍
:死者4.3万人(ゼレンスキー大統領24年12月8日)
:死者最大6~8万人、死傷者約40万人(CSIS25年6月3日)
ウクライナ市民
:死者13,883人、負傷者3万5,548人(UN25年8月13日)
※CSIS=戦略国際問題研究所
戦況など
・米戦争研究所(ISW)は、ロシア軍がスーミ州北部やヘルソン方面から「精鋭」の海軍歩兵や空挺部隊をドネツク州に再配置したと見られており、これはロシアが秋の攻勢でドネツク州の残り部分の占領に注力することを示唆と指摘(9月1日)
・韓国国情院によれば、ロシアへの派遣が計画されていた6千人の北朝鮮戦闘工兵のうち1千人がロシアに到着。また、国情院は北朝鮮兵士の戦死者が約2千人と推定(9月2日)
・クルスク州知事代行は、「北朝鮮から来た戦友たち」がロシアの部隊とともに地雷除去作業に従事している旨言及(9月5日)
・ロシア国防省は、ドネツク州ネリピウカ(8月28日)、ドニプロペトロウスク州ザポリズケ(29日)、ドネツク州コミシュヴァハ(30日)を解放したと発表
・ロシア国防省は、高速無人艇によりウクライナ軍の中型偵察艦「シンフェロポリ」を破壊したと表明。ウクライナ海軍報道官は、ロシアの攻撃があったことを認めた上で2名が死亡したとし、捜索・救難活動を継続していると言及(8月28日、29日)
・ウクライナ空軍は、ロシア軍が無人機×537機、ミサイル×45発(8月30日)、無人機×502機、ミサイル×24発(9月3日)、無人機×810機、ミサイル×13発(7日)、無人機×415機、ミサイル×43発(10日)などと発表
・7日のロシア攻撃について、ゼレンスキー大統領が4人が死亡、44人以上が負傷したと述べたほか、ウクライナ大統領府長官は、ロシアが「イスカンデル」ミサイルにより初めてウクライナ政府庁舎を攻撃と発表。また、ウクライナ エネルギー省は、キーウ州の火力発電所の一つが大規模な砲撃を受けたと表明(9月7日、8日)
・米国務省は、EARM(Extended Range Attack Munition)ミサイル×最大3,350発及び関連機器等8.25億ドル規模の有償援助を承認と発表(8月28日)
・EUのカラス上級代表は、本年EU加盟国がウクライナに支援するとしていた砲弾200万発の内80%が既に供与された旨発言(9月9日)
資料源:ウクライナ政府機関ウェブサイト、ロシア大統領府ウェブサイト、ISW等
(以上)
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