ロシア軍によるウクライナ侵略の状況 10月10日 防衛省まとめ
- 日本の防衛
2025-10-15 13:23
防衛省 は令和7(2025)年10月10日(金)、ロシア軍によるウクライナ侵略の状況について、最新情報を更新した。
防衛省では2022年2月24日のロシアによるウクライナ侵攻開始以来、およそ1週間おきにマップ上にその状況をまとめ、公式サイトにおいて公表し続けてきている。
今回の更新は以下のとおり。
ウクライナ関連
今回のロシアによるウクライナ侵略は、力による一方的な現状変更であり、欧州のみならず、アジアを含む国際秩序の根幹を揺るがす行為です。
防衛省としては、インド・太平洋地域への影響も見据えながら、関連動向の情報収集・分析に努めており、可能な限り、共有していきたいと考えています。
ロシア軍によるウクライナ侵略の状況(2025年10月9日時点)
ロシア軍は、ウクライナ東部・南部地域での攻勢やウクライナ全土に対するミサイル・無人機攻撃を継続。また、ウクライナ軍も無人機等による露領内への攻撃等を継続している模様です。

戦闘による人的被害・物的損耗の状況
ロシア軍:死者約19.8万人(ゼレンスキー大統領24年12月8日)
:死者最大25万人、死傷者95万人以上(CSIS25年6月3日)
:死傷者約100万人(英国防省25年6月12日)
ウクライナ軍:死者4.3万人(ゼレンスキー大統領24年12月8日)
:死者最大6~8万人、死傷者約40万人(CSIS25年6月3日)
ウクライナ市民:死者13,883人、負傷者3万5,548人(UN25年8月13日)
※CSIS=戦略国際問題研究所
戦況など
・ウクライナ軍総司令官は、戦闘に関わるロシア軍兵士は約71.2万人、前線の長さは約1,250kmであり、ロシア軍はウクライナ軍の2倍の砲弾を使用していると言及。また、ロシア軍が夏季以降、4~6人からなる小規模な攻撃部隊を多数同時に用いて、峡谷や森林等の地形を利用しつつ、よりウクライナ領土深くに浸透するために前進していると指摘(9月26日)
・露国防省は、ドニプロペトロウスク州ノヴォミコライウカ、ザポリッジャ州オルヒウスケ、同州ノヴォイワニウカ(9月19日)、ドニプロペトロウスク州ベレゾヴェ(20日)、同州カリニウスケ(22日)、スーミ州ユナキウカ(26日)を解放と発表
・ゼレンスキー大統領は、露がウクライナを停電させようとするなら、露も停電することになるだろうということを露政府も知るべきである旨発言(9月27日)
・露メディアは、露で初めてクリミアがガソリン価格を固定、販売制限を導入しているとし、露ガソリン不足が通常供給量の20%に達していると報道(9月29日)
・ウクライナ空軍は、ロシア軍がハルキウ州やポルタヴァ州の重要インフラを主な攻撃対象に、無人機×381機、ミサイル×35発でウクライナを攻撃したと発表。ウクライナ国営ガス会社「ナフトガス」取締役会長は、ハルキウ州とポルタヴァ州のガス採掘施設が攻撃を受け、大部分が損傷、一部損傷は致命的であると言及(10月3日)
・露国防省は、クリミア半島のほか、露各州・地方や黒海等の上空で、ウクライナ無人機計251機を撃墜したと発表。ウクライナ軍参謀本部は、ニジニ・ノヴゴロド州ジェルジンスク市の火薬工場及びクリミア半島フェオドシヤの石油施設を攻撃し、火災や爆発を確認と発表。ベルゴロド州知事も発電所が損傷し、停電が発生と表明(10月6日)
・ウクライナ国境から約2,000kmの距離に位置する露チュメニ州政府は、チュメニ市アンチピノ地区で無人機×3機が発見・無力化されたと表明。ウクライナメディアは、同市には大規模な製油所が所在と指摘(10月6日)
・ポーランド当局は、9日深夜から10日にかけて、露無人機×19機が同国領空を侵犯したと表明。露国防省は、ポーランド領内への攻撃の意図を否定しつつ、ポーランド国防省と協議を行う用意があると表明(9月10日)
・ゼレンスキー大統領は、防空システム「ペトリオット」について、イスラエルから受領した1基が既にウクライナにおいて1か月間運用されているほか、秋に2基受領する予定と発言(9月27日)
資料源:ウクライナ政府機関ウェブサイト、ロシア大統領府ウェブサイト、ISW等
(以上)
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