イラン・中東情勢が悪化 日本政府は邦人らの退避・保護を実施、帰国を支援(3月7日〜8日のまとめ)
- 日本の防衛
2026-3-8 18:25
令和8(2026)年2月28日(土)に発生した米国とイスラエルによるイラン攻撃およびイランによる中東諸国への報復攻撃を受けて、日本政府はイランおよび中東在留日本人の安全を確保するための措置などを講じている。
3月8日(日)に外務省の公式サイトで発表された、主な動きについて以下にまとめて転載する。
(内容)
▪アラブ首長国連邦からの陸路による邦人の出国支援の実施について
▪イラン・イスラム共和国からの陸路による邦人等の退避支援(2回目)の実施について
▪クウェート国からの陸路による邦人の出国支援の実施について
▪アラブ首長国連邦及びオマーン国からの出国を希望する邦人等のためのチャーター機の出発について
▪航空自衛隊松島基地視察後の小泉防衛大臣臨時会見
▪アラブ首長国連邦及びオマーン国から出国した邦人等のためのチャーター機の到着について
▪バーレーン王国からの陸路による邦人の出国支援の実施について
※3月9日(月)朝に更新しました。
アラブ首長国連邦からの陸路による邦人の出国支援の実施について(外務省)
1 3月8日00:17(現地時間7日19:17)、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイから邦人等60名が、UAEのアブダビから邦人30名がオマーン国の首都マスカットに陸路で出国し、無事到着しました。
2 この出国は、在UAE日本国大使館、在ドバイ日本国総領事館並びに在オマーン日本国大使館の支援によるものです。外務省の海外緊急展開チーム(ERT)要員4名並びに在UAE日本国大使館及び在エジプト日本国大使館所属の医務官2名も、この出国支援の実施に当たりました。
3 政府としては、今後も、状況の推移を見極めながら、邦人保護に万全を期してまいります。
イラン・イスラム共和国からの陸路による邦人等の退避支援(2回目)の実施について(外務省)
1 3月8日04:50(現地時間7日23:50)、イラン・イスラム共和国からの出国を希望する、大使館員を含む日本人13名及びその外国籍家族1名の計14名が、イランの首都テヘランから隣国アゼルバイジャン共和国の首都バクーに陸路で無事到着しました。
2 この退避は、3月3日から4日にかけて実施した1回目の退避に続くものであり、在イラン日本国大使館及び在アゼルバイジャン日本国大使館の支援によるものです。
3 政府としては、今後も、状況の推移を見極めながら、邦人保護に万全を期してまいります。
クウェート国からの陸路による邦人の出国支援の実施について(外務省)
1 3月8日08:07(現地時間8日02:07)、クウェート国の首都クウェートから日本人83名及びその外国籍家族1名が、サウジアラビア王国の首都リヤドに陸路で出国し、無事到着しました。
2 この出国は、在クウェート日本国大使館および在サウジアラビア日本国大使館の支援によるものです。外務省の海外緊急展開チーム(ERT)要員2名並びに在クウェート日本国大使館所属の医務官も、この出国支援の実施に当たりました。
3 政府としては、今後も、状況の推移を見極めながら、邦人保護に万全を期してまいります。
アラブ首長国連邦及びオマーン国からの出国を希望する邦人等のためのチャーター機の出発について(外務省)
1 3月8日10時43分(現地時間5時43分)、アラブ首長国連邦及びオマーン国からの出国を希望する邦人等を乗せた日本政府手配のチャーター機が、オマーンの首都マスカットを出発しました。
2 同機は、日本時間3月8日中に、本邦に到着予定です。
航空自衛隊松島基地視察後の小泉防衛大臣臨時会見(防衛省、16:27~16:38)

※イラン、中東関係の話題のみ抜粋します。記者会見の全文は別の記事にまとめます。
記者:
話題変わりまして、イラン情勢についてです。自衛隊機による邦人退避のオペレーションについての最新の調整状況と今後の対応方針について伺います。
防衛大臣:
6日金曜日、外務大臣から私に対する邦人等輸送の実施に必要となる準備行為の依頼を踏まえ、私から統合作戦司令官に対し、自衛隊機をモルディブ共和国まで移動・待機させることを命じました。本命令を受け、部隊において出国に向けた各種調整を進めてきたところ、本日8日未明、KC-767空中給油・輸送機1機が小松基地を出発し、先ほど無事にモルディブに到着したとの報告を受けています。
今後、KC-767空中給油・輸送機1機は、万が一、邦人等の輸送が必要となった場合に迅速に対応できるよう、念のため、モルディブで待機態勢をとります。また、本邦においても、航空機に故障等が生じた場合に備え、バックアップとなる航空機や、その運航要員等が待機態勢を維持しています。
海外におられる邦人の保護は、政府の最も重要な責務の一つです。防衛省・自衛隊としても、状況の推移を見極めながら、外務省をはじめ関係省庁、関係国と緊密に連携し、邦人の安全確保に万全を期してまいります。
防衛大臣:
先ほど、小松基地と私言ってしまったかもしれませんが、小牧基地ですね。小牧基地からモルディブに到着をしたということです。
アラブ首長国連邦及びオマーン国から出国した邦人等のためのチャーター機の到着について(外務省)
1 3月8日午後7時31分、アラブ首長国連邦及びオマーン国からの出国を希望する邦人等107名を乗せた日本政府手配のチャーター機が、オマーンの首都マスカットを出発し、本邦に到着しました。
2 これは、現地の国際空港の閉鎖により出国が困難な状況となっているアラブ首長国連邦に滞在する方々のうち希望される方々を陸路でオマーンに輸送した上で、日本政府としてチャーター機を手配し、オマーンに滞在する方々のうち希望される方々とともに、東京まで空路で輸送したものです。なお、外務省の海外緊急展開チーム(ERT)要員4名も、この出国支援の実施に当たりました。
3 政府としては、今後も、状況の推移を見極めながら、邦人保護に万全を期していきます。
バーレーン王国からの陸路による邦人の出国支援の実施について(外務省)
1 3月8日午後10時47分(現地時間同日午後4時47分)、バーレーン王国の首都マナーマから日本人8名及びその外国籍家族1名が、サウジアラビア王国の首都リヤドに陸路で出国し、無事到着しました。
2 この出国は、在バーレーン日本国大使館および在サウジアラビア日本国大使館の支援によるものです。外務省の海外緊急展開チーム(ERT)要員2名並びに在クウェート日本国大使館所属の医務官も、この出国支援の実施に当たりました。
3 政府としては、今後も、状況の推移を見極めながら、邦人保護に万全を期してまいります。
(以上)

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