IHI、F-35戦闘機搭載エンジン部品を米国P&W社向けに初出荷
- 防衛省関連
2024-6-3 18:28
株式会社IHIは、令和6(2024)年05月30日(木)、同社が製造した、航空自衛隊でも運用されているF-35戦闘機に搭載されるF135エンジンの構成部品の一つである第1段ファン一体型ローターのグローバル向け量産初品を、米国プラット&ホイットニー社に向けて4月26日に出荷したことを発表した。
同社は2017年から、航空自衛隊向けに同エンジンの新製エンジン納入や部品製造を行ってきたが、こうした経験や知見をもとに、2022年にプラット&ホイットニー社と契約を結び、グローバル向けエンジン部品製造事業へ参画する準備を進めてきた。今回の米国への出荷は、同社の防衛事業におけるグローバル展開強化の第一歩となった。
同社が5月30日付けで出したリリースは下記の通り。
F-35戦闘機搭載エンジン部品を米国Pratt&Whitney社向けに初出荷
IHIは、航空自衛隊でも運用されている最新鋭戦闘機「F-35」に搭載される「F135エンジン」の構成部品の一つである第1段ファン一体型ローター※(以下「本部品」)のグローバル向け量産初品を、相馬工場(福島県相馬市)で製造し、米国Pratt&Whitney社(プラットアンドホイットニー、以下「P&W」)に向けて4月26日に出荷しました。
F135エンジンは、世界最新の再熱式ターボファンエンジンの一つであり、優れた先端技術が反映され、世界最大級の推力を発揮できる戦闘機用エンジンです。このエンジンは、F-35プログラムとして世界18か国が参画しています。
IHIは、2017年から2022年にかけて、航空自衛隊向けに同エンジンの新製エンジン納入および部品製造を行ってきた経験・知見をもとに、新たに、グローバル向けエンジン部品製造事業へ参画するため、2022年にP&Wと契約を締結し、製造準備を進めてまいりました。
本部品は、最先端の接合技術が使用される高付加価値部品で、この製造能力を有する企業はP&Wのほかに世界で当社だけであることから、今回の部品供給が実現しました。本年4月には、P&Wから製造認可を取得し、併せて量産初品の出荷を達成しました。
このたびのグローバル向け出荷を踏まえて、本部品において今後全世界の一定シェアを担っていくために必要な生産能力増強の準備を進めており、今回の出荷は今後の生産増加に向けた重要なマイルストーンです。また、IHIは、本部品製造事業に加えて、F135エンジンのグローバル整備拠点(リージョナル・デポ)としての整備事業を、2023年6月に瑞穂工場(東京都西多摩郡瑞穂町)で開始しており、今回のエンジン部品輸出事業は、整備事業に続く新たなグローバル事業となります。
IHIでは、引き続き、パートナーである米国P&Wと協力して高品質な製品を提供し、全世界の同機ユーザー国の運用を支援するとともに、防衛事業における競争力を強化し、グローバル展開を進めてまいります。
※第一段ファン一体型ローター(Stage1 Integrally Bladed Rotor):ローターは円盤状の部品(ディスク)の円周にブレードを取り付ける構造が一般的だが、本部品は、ブレードとディスク部を接合により一体化しており、従来品よりも精度向上および軽量化されている。
Ranking読まれている記事
- 24時間
- 1週間
- 1ヶ月
- カナダ海軍フリゲート「シャーロットタウン」が北朝鮮違法海上活動を監視(5月下旬〜6月中旬)
- JAXAのH3ロケット9号機による「みちびき7号機」打上げ 8月7日に再設定(6月15日)
- 齋藤海幕長が定例会見 オランダ海軍艦艇の日本寄港、自衛官の採用者数について(6月16日)
- 《インタビュー》豪州に根ざして40年 サーブ・オーストラリアが新型FFM輸出に果たせること
- 海自と米海軍が日米共同訓練 護衛艦「かが」、空母「ジョージ・ワシントン」など参加(5月22日~6月16日)
- 中央業務支援隊の防衛技官を懲戒処分 上官にカッターナイフ向け停職12か月(6月15日)
- 航空自衛隊がブルーインパルスの2026年度展示飛行スケジュールを更新(5月25日)
- 護衛艦「なとり」の引渡式・自衛艦旗授与式を実施(5月21日、三菱重工 長崎造船所)
- 《特集》早期警戒機E-2Dアドバンスト・ホークアイと太平洋の防衛
- 人事発令 6月19日付け、1佐人事(陸自1名、海自1名)
- カナダ海軍フリゲート「シャーロットタウン」が北朝鮮違法海上活動を監視(5月下旬〜6月中旬)
- 護衛艦「なとり」の引渡式・自衛艦旗授与式を実施(5月21日、三菱重工 長崎造船所)
- 《特集》早期警戒機E-2Dアドバンスト・ホークアイと太平洋の防衛
- 中央業務支援隊の防衛技官を懲戒処分 上官にカッターナイフ向け停職12か月(6月15日)
- 人事発令 6月12日付け、1佐人事(海自2名)
- 齋藤海幕長が定例会見 オランダ海軍艦艇の日本寄港、自衛官の採用者数について(6月16日)
- 航空自衛隊がブルーインパルスの2026年度展示飛行スケジュールを更新(5月25日)
- 荒井陸幕長が記者会見 カマンダグ26、南鳥島射撃訓練準備などに言及(6月9日)
- 第3術科学校の3等海曹、実習室でレンチ9本盗む 横須賀地方警務隊が逮捕(6月10日)
- JAXAのH3ロケット9号機による「みちびき7号機」打上げ 8月7日に再設定(6月15日)
- 航空自衛隊がブルーインパルスの2026年度展示飛行スケジュールを更新(5月25日)
- 《ニュース解説》陸自初の攻撃型ドローン「小型攻撃用UAVⅠ型」とはどんな装備なのか?
- 人事発令6月1日付け、1佐職人事(陸自1名、海自16名、空自5名)
- 陸自 第1空挺団の落下傘降下訓練で場外降着が発生 千葉県・習志野演習場(5月27日)
- 小泉防衛大臣が臨時記者会見 愛知の三菱重工業、プロドローン本社視察、DICASの課題など(5月20日)
- カナダ海軍フリゲート「シャーロットタウン」が北朝鮮違法海上活動を監視(5月下旬〜6月中旬)
- 荒井陸幕長が定例会見 令和8年度富士総合火力演習の実施について(5月26日)
- 人事発令 6月8日付け、1佐人事(海自2名、空自1名)
- 荒井陸幕長が定例会見 汎用軽機動車の調達非公表問題、10式戦車ネットワーク近代化など(6月2日)
- 人事発令 5月29日付け、1佐人事(海自4名)



