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森下陸上幕僚長、9月19日の定例会見 東南アジア~豪州出張の成果を発表

  • 防衛省関連

2024-9-25 09:58

 陸上幕僚監部は令和6(2024)年9月19日(木)、公式サイトにおいて、同日に行った森下泰臣(もりした・やすのり)陸上幕僚監長の記者会見の概要を公表した。

令和6年9月19日 陸上幕僚長 定例記者会見

 本日は私から3点、フィリピン共和国訪問、インドネシア共和国訪問及びオーストラリア出張のそれぞれの成果について、お知らせいたします。

 まず、9月1日から3日の間、フィリピン共和国を訪問し、ガリード陸軍司令官及びロハス海兵隊司令官と昨年12月のランド・フォーシーズ・サミット、以来となる対面による懇談を実施して、日比陸軍種間ハイレベル間の信頼関係の強化をいたしました。

 併せて、フィリピン共和国内で実施されていた、フィリピン陸軍に対する人道支援・災害救援分野の能力構築支援の状況及びフィリピン陸軍が主催するWPSフォーラムを視察し、各分野における日比陸軍種間の協力の推進状況について確認しました。

 次に、9月3日から7日の間、インドネシア共和国を訪問し、マルリ陸軍参謀長と初めて懇談を実施して、日本インドネシア陸軍種間の継続的な協力の重要性について認識を共有するとともに、ハイレベル間の信頼関係を構築いたしました。

 併せて、インドネシア共和国で実施されていた、米・インドネシア軍等との実動訓練、スーパー・ガルーダ・シールド24を視察し、同盟国、同志国との現場部隊間の連携がより一層強化されていることを確認いたしました。

 最後に、私は、9月9日から14日の間、オーストラリアに出張し、オーストラリア陸軍主催陸軍参謀長シンポジウムに参加するとともに、この機会を利用して、日米豪比4か国懇談を実施いたしました。

 日米豪比4か国懇談においては、インド太平洋地域の情勢について認識を共有するとともに、同地域における抑止力の強化の重要性について一致し、日米豪比陸軍種間の連携を促進する旨で合意しました。

 併せて、陸軍参謀長シンポジウムに参加していた各国陸軍参謀長等との懇談を通じて、陸軍種ハイレベル間の信頼関係の構築・強化を図りました。

 陸上自衛隊として、引き続き、日米同盟を基軸とした重層的な陸軍種ネットワークを構築するとともに、地域や各国の特性等を考慮した多角的・多層的な防衛協力・交流を積極的に推進し、我が国にとって望ましい安全保障環境の構築・創出に寄与していく所存です。

(以上)

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